製造業

製造業 20代 女性 家族経営の会社で孤立してしまい辞めたい

製造業 会社で孤立

今回の相談者は、製造業の20代後半の女性。真面目に働いているにも関わらず、影でコソコソ言われてしまう日々。

自分で仕事との向き合い方を考えていながらも、上手く行かず辞めたくても家庭の事情で辞められない状況でした。しかし、上司の一言で辞める決意を。果たして彼女の選択は正しかったのでしょうか。

ぽんたんがお答えいたします!

作業スピードが遅いのを個人のせいにされて周囲からも孤立してしまう

勤めていた会社は、小さめの家族経営のような会社でした。

製品の検査をするような業務内容で、製造から出荷までを担うような感じの仕事でした。

入社した頃は、少人数だったスタッフの方々もとても丁寧に仕事を教えてくれたりなど、それなりにやれていたように思います。
仕事内容も多岐に渡り、ずっと同じ作業をこなす訳ではなく、簡単なもの、難しいものと、いろいろなことをやっていくようになっていきました。作業内容を覚えることについてだけは早かったのですが、作業をこなすスピードがなかなか早くなれず、徐々に他のスタッフから冷たいあしらいを受けるようになりました。

『悪い子じゃないけど、なんだかんだいって(検査)スピードが遅いよね』『やる気があるのはわかるんだけど、あんなにゆっくりやられたら正直ノルマが終わらないし、それくらいなら新しい新人でも入れた方がもう少し捌けるんじゃない?』

勤めて大体2年目くらいだったように思います。
周りの冷たい態度に、徐々に一緒に時間を過ごすのがつらくなり、お昼も一緒に食べることが出来なくなり、勤務時間は可能な限り他のスタッフと話さずに済むように、集まりから離れるようにしていました。

陰口を叩かれていること、周囲から疎ましがられていることに気づいてはいましたが、私の方も家庭があり、その頃は辞めたくても簡単に辞められる状況ではありませんでした。
毎日、自分の勤務実態を知らない他の部署の方とは話せるけど、業務上関わりのある同じ部署の人間とはほぼ話せなくなり、当然ながら残業などは頼まれても出来ませんでした。

最初の頃は残業を頼まれることもあり、その頃は何とか自分の出来る範囲で2~3時間の残業をしたりもしていたのですが、『あの子に残業してもらっても、あんまり大差ないんだよね…』『…やる気あるのかな…』など、陰口を聞こえよがしに言われるのがつらく、この頃には辞めたい気持ちが徐々に膨らみ始めました。
ただ、家庭の状況は変わらず、辞めるに辞められない状態が続きました。

他のスタッフと同室にいるのがしんどかった為、残業をせず定時で上がることがこの頃から増えたのですが、他のスタッフからはこんな声が聞こえてくるようになりました。『みんながノルマ終わらないから必死に残って捌いているのに、あの子は申し訳ない顔も一切せずに定時に帰って…』『仕事が遅い自覚があるんだったら、残業で少しは埋め合わせでもしてくれたらいいのに…自分の仕事が遅いって周りに申し訳なく思ってるなら、それを態度に出して欲しいよね!』
正直、この頃には限界が来ていました。

仕事に求められる精度の規準が難しく、厳密な規準でなかった為、どこまでを求められているのかということに悩み、スピードアップをはかることでミスを出すのが怖くなっていたのです。
出荷した先の会社からクレームを受けるなどのこともわりとあり、だんだんと仕事についていけなくなった頃、統括する社員の方から呼び出しを何度か受けました。
『(勤務開始からの年月を考慮しても)なかなか作業のスピードが上がらないのは何か理由があるの?』『仕事に何か不満な点でもあるのか?』など、自身で説明するには難しい訊き方をされました。

他のスタッフが簡単そうにこなしていることが自分には出来ない。ミスをして、出荷先の会社からクレームを受けることが怖い。そんな思いが日々強くなり、朝起きても会社に行くのがだんだんとつらくなり、休みがちになりました。
休みがちになれば、もちろん他のスタッフからの風当たりはもっときつくなります。あからさまに聞こえるように、『あの日、どれだけ迷惑かけたかなんてわかってないんじゃないの?』『自分のこなさなきゃいけないノルマもほったらかして休んで、すみませんの一言もないなんて…』

限界でした。何とか翌日出勤すると、自分のデスクにはこれまで捌けたこともないくらいの仕事が積まれていました。

残業しても、それでも終わりが見えなくて、上役に頼んで、その作業は他のスタッフにも分配してもらい、どうにかなりましたが、もう他のスタッフの顔も見れませんでした。
次の日、会社に行くと、上役に呼ばれました。『私たちは、あなたの作業が遅いのをわかっていて、これまで様子を見ていたんだけど、3年近くも経ってまだこのレベル。いつになれば一人前にこなせるようになるの?』
言われ、言葉が出てこなかった私はその場で泣きました。たぶん悔しかったのだと思います。直後の経営者の一言で私は辞めました。『あなたにはたぶんもっと向いてる仕事があるよ。この仕事に適性がなかったということよ。』

原因はしっかりと教えてくれなかった経営者側 あなたは何も悪くない

厳密な規準の無い中、作業を行うのはとても大変なことです。その中で周囲に迷惑をかけないように自分自身で考えて行動していたあなたは正しかったと思います。
明確な基準を設けていないからこそ、各自の作業時間が異なるのに気がつかない経営者も、それを個人のせいにしてしまうのも、しっかりとした会社であればありえないでしょう。
作業スピードが遅いのであればその原因となる事項をシェアし、解決していくのが会社です。それを行わなかったのは家族経営故かもしれません。

ストレスを溜めてまで働き続けなくて正解です。また、周囲の人たちもまるでサボっているかのような言い方をする人が多かったのも孤立し、居づらくなってしまった要因かもしれません。頑張って仕事をやっていることを見てくれる人が居たら相談などもでき、また違った結果になったでしょう。

もし次働くのであれば、しっかりとしたルールや基準がある職場で周囲の人も仕事ぶりをしっかりと見てくれるような上司や同僚がいる職場で働けることを祈っています。